Waltz with Bashir

レバノン。内戦。虐殺。記憶の乖離。アニメーションで描くドキュメンタリー。

 

「戦場でワルツを」

 

圧巻。これはすごいモノを観ました。

映画でありアニメーションでありドキュメンタリーでもありますがしかし、単に映画でもなければアニメーションでもなくドキュメンタリーでもない。なんだか別次元のものになってます。こんなの観たことない。

アニメーションなのに実写のドキュメンタリーよりも生々しい。なぜなのか。すぐ気がつきました。

寝ている時に見る「夢」の中の色合いや風合いや手触り、動きや時間の流れ方に似ているのです。

夢って大抵の場合「自分の実体験」が半分、「人から聞いた話、テレビや映画・本で見聞きした話」が半分、ごっちゃごちゃになってますよね。あの感覚とそっくり。

なので・・・ここに描かれていることが「自分の夢」のように錯覚するんです。

「自分の実体験」にレバノンが注入されていくような感覚。

 

これはひょっとして、乖離してしまった本物の自分の記憶なんじゃないかとさえ思ってしまう。

 

歴史で習った一昔前の太平洋戦争やハリウッド映画が大好きな「強いアメリカ」「反戦」なんかのイメージが強く、近代の戦争のイメージが乏しい人には特に観ておいて欲しい作品ですが・・・知ったところでどうにもならん。「知ることに意義がある!」なんて言えませんし、「知らなくていいじゃん、関係ないし」とも言えませんので困ったものです。

とにかく、言葉に詰まります。

 

戦場でワルツを – Wikipedia

Author

Takeshi Satoh | 佐藤 健

Takeshi Satoh - Web Designer, Front End Developer.

佐藤 健です。Webのお仕事をしています。昔は音楽を作ってました。映画が一番好きです。 - More about

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